台湾の国防部は「志願兵」の身長や体重などの制限を緩和する法案を公開しました。来年からは兵役義務についても延長が決まっています。

国防部が公開した「志願兵」に関する法律の修正案によると、身長や体重に関する制限が緩和されるほか、視力や偏平足に関する基準が一部撤廃されています。

例えば、これまで男性の身長についての制限は「158から195センチ」でしたが、修正案では「152から200センチ」に変更されています。

国防部によると、志願兵は現在16万人に達しているということですが、軍の編成上、設定された人数に対し、85%程度にとどまっています。

中国の軍事的圧力が強まるなか、台湾政府は「兵役義務」についても、4か月から1年に延長することを決めています。

一方、中国に近いとされる最大野党・国民党から総統選に出馬予定の侯友宜氏は「当選すれば兵役義務を4か月に戻す」としています。