夏山シーズンを迎え、県警は遭難の防止に向けて、体力や技術に見合った登山をするよう呼びかけています。

県警は登山者の集中が見込まれる7月15日から8月16日まで、北アルプスの涸沢(からさわ)に山岳遭難救助隊員などを常駐させ、山岳パトロールを行います。

今年は、アフターコロナで登山者が増える見込みで、北アルプス以外の山でも遭難が増加していることから、八ヶ岳や白馬連峰でもパトロールを行うことにしています。

2022年の夏山シーズンでは100件の遭難が発生していて、6人が死亡、1人が行方不明となっています。

一方、遭難した110人のうちおよそ半数が、疲労や体調不良などで救助が必要になったということです。

県警は、自分の体力や技術に見合った登山をするよう呼びかけるとともに、夏山特有の午後の雷雨など天候の変化に注意するよう呼びかけています。