第四北越銀行などが7日に発表した『消費動向調査』によりますと、賃上げにより「収入」や「ボーナスの支給予想」がともに上昇したものの、“物価上昇”が続いていることから「生活実感」は3期連続で悪化したことが分かりました。

第四北越銀行は今年5月、新潟県内で働く400人にインターネットで収入や支出の状況などについてアンケートを実施し、第四北越リサーチ&コンサルティングが分析を行いました。それによりますと、収入が「増えた・増えそう」と回答した人の割合から「減った・減りそう」と回答した人の割合を差し引いた数値はマイナス11.5で、前回22年冬の調査と比べて4.5ポイント上回りました。これは2期ぶりの上昇です。

収入と収入予想について


回答者からは「ベースアップがあり給与額が増えた」など賃上げにより収入が増加したという意見があったということです。
一方で、今後の先行きを占める収入予想はマイナス15.5と、現在よりも4ポイント低く、先行きは不透明と考えている人が多いとみられています。