製造過程で出た貴金属のくずを勝手に売却、55万円を着服した疑いで、この会社の執行役員だった51歳の男が6日逮捕されました。警察は余罪を含め被害総額は約1千万円にのぼるとみています。
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、富山県魚津市に住む会社員の男(51)です。男は2021年9月下旬、滑川市内の自動車部品製造会社で不良品となった貴金属のくずを買い取り業者に売却、売り上げ金55万円を着服した疑いが持たれています。
警察によりますと男は犯行当時、この会社の執行役員を勤めていて、製造部門を管理する立場だったということです。自動車部品製造会社は売り上げの帳簿が合わないことに気づき、2021年10月に被害届を出していました。容疑者の男は現在、別の会社に勤めています。
容疑者の男は警察の取り調べに対し「着服したことは間違いない」と容疑を認め、飲食代などにあてていたということです。警察は余罪も含め被害総額は1千万円に上ると見て引き続き捜査しています。