「ChatGPT」など“生成AI”競争が激化しています。海外企業が先行するなか、「デジタル敗戦」と言われてきた日本も参戦します。挽回のカギは“顧客合わせ”だそうです。
NECがきょう発表したのは独自に開発した生成AI。
NEC 西原基夫さん
「日本語の能力が非常に高い」
ChatGPTは英語中心に学習しているため、日本語の回答の精度が低いという指摘があり、日本語も学習させることで精度を高めました。
記者
「例えば、生成AIで金融商品の提案書を作る場合、顧客の情報を入力する必要がありますが、クリックするだけで提案書が出てきました」
顧客情報などとの連携で顧客固有の質問にも回答できます。
NEC 生成AI事業責任者 千葉雄樹さん
「性能勝負で力比べをする意図は持っていない」
この30年、「デジタル敗戦」と言われ、日本市場は世界企業に牛耳られてきました。
1990年代までワープロソフトと言えば、日本企業が開発した「一太郎」が定番でした。マイクロソフトがWindows95を発売しても、開発会社は当時…
「一太郎」開発会社社長(当時)
「日本語処理をしていくとしたら、私たちは一日の長がある」
しかし、「ワード」とのセット売りというマイクロソフトの世界戦略で「一太郎」はシェアを失いました。
また、日本メーカーの携帯電話は世界を席巻したアップル社のiPhoneに市場を奪われました。
さらに、インターネットでデータをやりとりするクラウドサービスも、アメリカ企業が席巻。国際収支で情報サービスなどの分野は日本の赤字幅が拡大し続けています。
海外企業の世界戦略に飲み込まれ続けてきた日本企業。そして、いま注目の「生成AI」でも…
オープンAI アルトマンCEO
「岸田総理とは素晴らしい話し合いができました」
アメリカ企業が総理にトップセールス。グーグルなども日本市場に攻勢を強めています。
ソフトバンクG 孫正義 社長
「あっという間に日本は取り残されてしまうと、ガラケーになっちゃいけないよということですね。真正面から日本はいまこそAIに最大限に取り組むべきだ」
ソフトバンクの孫正義氏は日本はAIの研究開発に取り組むべきだと訴えます。再び世界戦略に飲み込まれかねない日本企業。
NEC 生成AI事業責任者 千葉雄樹さん
「日本市場でシェアを取ること目指したい。日本のお客様との長い付き合いの中で、ニーズを我々自身も掴むことができると」
デジタル敗戦を経て登場した日本の生成AI。顧客毎のニーズに合わせることで生き残りを図ります。
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