紅花の産地である山形市の出羽地区では6日、ある、心温まる取り組みが行われました。

報告・大塚美咲「色鮮やかな紅花が、一面に咲き誇っています。今まさに、満開ということです。今日はこの花束を高齢者の方にプレゼントするそうなんです。摘み取りは順調ですか??」
地元の人「はい、順調です!」

年々増えているひとり暮らしのお年寄りを元気づけようと始まったこの取り組み。

6日は朝5時から、社会福祉協議会のメンバーなどが摘み取りの作業を行いました。

地元の人「暑い!みんな喜んでよかった。もう少し涼しければなとも思います」

地元の人「暑くて大変ですけど、持って行ったときにありがとうと言われたらうれしい」

地元の人たちが汗を流して摘み取った紅花は、手際よく花束にされ…。

190世帯のひとり暮らしのお年寄りのもとに、一軒一軒、手渡しで届けられていきます。

お年寄り「きれいな紅花、ありがとうございます」

お年寄り「明るく、楽しく暮らせる気持ちになりました。おかげさまで」

花束には地元の小学生からのこんな心温まるメッセージも添えられています。

高齢者「『体調を崩さないでお過ごしください』あらどうも、ありがとうございます」

世代を超えて、地域の人々の心をつなぐこの取り組みは、来年以降も続けていくということです。