岡山県警はいま、玩具メーカーと人気ボードゲーム「人生ゲーム」の新バージョン開発を進めています。きょう(6日)は、岡山市の小学校で子どもたちと「ゲームの内容を考える特別授業」が行われました。

昔から幅広い世代に愛されている「人生ゲーム」です。岡山県警では、いま「少年・少女の非行防止」を目的に、大手の玩具メーカー・タカラトミーと「非行防止人生ゲーム」の開発を進めています。

「悪い行為をすると人生真っ逆さま」「良い行いをすれば素晴らしい人生になる」との設定で、楽しく遊びながら、社会のルールを学べるゲームを目指しています。

肝心のマス目を考えるのは、平福小学校の5・6年生らです。「万引きの見張りを頼まれたけど断った→ 500P」など、【画像】のようなパワーポイントを使った警察官の授業を元に、「良い行い」「悪い行い」を考えました。

Q.悪いことって、どんな事を書いたの?

(児童)
「店とかで、カメラやお菓子を盗む、とかを書きました。これからは、電車でもし困っている人がいたら席を譲ったりできれば」

岡山県内では昨年、刑法犯として検挙・補導された20歳未満の少年・少女が高止まりをみせていて、ゲームを通じて若い世代の非行防止を図りたいといいます。

(岡山県警少年課 長谷早紀 警部補)
「家族でも楽しんでもらえるような、内容を共有できるような人生ゲームにしたいと思っております」

悪い行いで、人生を無駄にしないように。「非行防止人生ゲーム」は今年10月に完成予定だということです。