
こうした中大きな課題が「血液の確保」。
東海北陸7県では3月は377人分、4月は404人分、先月は911人分が不足しています。

今の技術でも人工的には作れない血液。
日本では輸血用の血液は全て献血で集められていますが、特にコロナ禍で献血をする人が減り、血液不足が深刻化したと三浦医師は振り返ります。
(大石アンカーマン)
「なぜコロナ禍で血液が不足しがちになった?」

(藤田医科大学病院 輸血部・三浦康生医師)
「献血に行くという行為が減りましたし、赤十字社も献血バスを企業に持って行くが、それもできなかった。ギリギリで血液のやりくりをするというのは、非常にプレッシャーがかかる状況でした」
輸血用血液製剤を輸入することは現状では難しいといいます。
(藤田医科大学病院 輸血部・三浦康生医師)
「外国産であっても変なウイルスが入っていることはないが、国民のコンセンサスが必要だと思うので、将来的にはそういうことも視野に入れる必要はあるが現状では輸入品で(不足分を)全て賄うという考え方は浸透しないと思う」

現在年間500万人ほどが献血を行っていますが、その6割以上は40代以上の中高年層です。














