予防接種健康被害救済制度というのがあります。これはワクチン接種した後に健康被害が出た方を迅速に救済しようという制度です。受理件数は8000件を超えています。
救済認定が出た方が3163件。まだ半分に満たない状況なんです。
このうち、亡くなった方の救済認定は100件を超えてきました。これは少し最近増え始めていますが、それでもまだ100件です。
給付額は死亡一時金が4530万円。最大でこのぐらいの金額が支給されるということになります。

注目は受理件数に対して認定されたものがまだ半分というところです。
この制度は迅速さをモットーにしてるんですが、私が取材した方の中に、半年経っても1年経っても、1年半経っても2年経ってもまだ認定されていない方もいます。
迅速さが求められるこの制度ですが、迅速さというのはまだないと言っていいと思います。
2023年5月8日以降春開始接種が始まっていますが、ワクチンを打つか打たないか、こういったデータをしっかり見て、みなさんが吟味していただければと思います。