■MLB ダイヤモンドバックス 1ー2 メッツ(日本時間6日、チェイス・フィールド)

メッツの千賀滉大(30)が敵地でのダイヤモンドバックス戦で先発。千賀はメジャー最長の8回、メジャー最多の107球を投げ12奪三振、チームは9回2死から劇的な逆転勝利で千賀が7勝目を挙げた。

6月11日(日本時間)のパイレーツ戦以来、白星から遠ざかっている千賀、ナ・リーグ西地区首位のダイヤモンドバックス打線に立ち上がり、ヒット2本を許し、1死一、二塁のピンチを迎えたが4番・C.ウォーカー(32)をカットボールでショートゴロ併殺打でピンチを切り抜けた。

2回には2者連続三振を奪うと4回には2番・E.ロンゴリア(37)を“お化けフォーク”で空振り三振、3番・キャロル(22)は159キロのストレートで見逃し三振、5番・L.グリエルJr(29)も157キロのストレートで見逃し三振、2回以降はダイヤモンドバックス打線をノーヒットに抑えた。

5回、6回にも2者連続三振を奪いこの試合10奪三振、6試合ぶりの2ケタ奪三振をマークした。打線の援護なく孤軍奮闘の千賀、メジャー最長タイの7回のマウンドに上がると4番・ウォーカーにカットボールが甘く入りレフトスタンドへ痛恨の一発。千賀はマウンド上で呆然と立ち尽くした。千賀はメジャー最長の8回もマウンドへ上がり、球数が100球を越えても落ち着いたピッチングで3者凡退に抑えた。

千賀の好投に打線は9回、2死から7番・キャッチャーのF.アルバレス(21)が同点ソロ、千賀をリードしてきた相棒が千賀を救う起死回生弾を放った。さらに2死一塁で9番・M.カナ(34)が勝ち越しのタイムリー3ベース。千賀の熱投にチームメイトが応えた。千賀はメジャー最多の107球を投げ被安打4、被本塁打1、奪三振12、四死球1、失点1(自責点1)、7勝目を手にした。