ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポリージャ原発をめぐってテロ攻撃が懸念されるなか、「爆発物のようなもの」が設置されたとの発表があり、緊張がさらに高まっています。
ウクライナ軍は4日、ザポリージャ原発の3号機と4号機の屋根に爆発物に似た物体が設置されたと発表しました。“近くロシアによる挑発行為の準備が行われる可能性がある”としたほか、爆発があった場合、“ウクライナからの攻撃を受けたとのイメージを生み出す可能性がある”としています。
こうした状況を受け、ゼレンスキー大統領も警戒感を強めています。
ゼレンスキー大統領
「ロシアがザポリージャ原発を危険にさらしている唯一のものだ」
一方、ロシア通信によりますと、ロシア国営の原子力企業「ロスアトム」の社長顧問は、「ウクライナ軍が5日の夜に、長距離兵器やドローンなどで原発を攻撃しようとしている」と主張しています。
ザポリージャ原発をめぐっては、ウクライナ側が“ロシア側の退避が始まっていて、7月5日までに避難するよう勧告があった”と発表していて、緊張が高まっています。
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