■MLB パドレス 8ー5 エンゼルス(日本時間5日、ペトコ・パーク)

エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたパドレス戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場。5回0/3、86球を投げ被安打7、被本塁打2、奪三振5、四死球4、失点5(自責点5)で防御率は3.32、メジャー初の2者連続ホームランを浴び、今季ワーストの5失点で4敗目となった。打撃では3打数無安打で打率は.300となった。

試合前にはM.トラウト(31)が右手首骨折で故障者リスト入りと激震が走ったエンゼルス。大谷はメジャー6年目で初対戦となるパドレス打線に対し1回、1番・キム ハソン(27)にカットボールを捉えられるがショート正面のゴロ。2番・J.ソト(24)には追い込んでから123キロのカーブで見逃し三振、落ち着いた立ち上がりを見せた。

2回、先頭打者を四球で出塁させたが5番・X.ボガーツ(30)をスライダーでショート併殺打。ピンチの芽を摘み取った。3回も先頭打者に四球を許したが1死から1番・キム ハソンをカットボールで再びショート併殺打、2イニング連続併殺で切り抜けた。

4回は簡単に2死を奪い4番・M.マチャド(30)も2ストライクと追い込んだがカットボールが高めに浮いてセンター前へ、続く5番・ボガーツにはこの試合3つ目の四球。すると6番・J.クローネンワース(29)の1球目、またもカットボールが甘く入りライトオーバーの2点タイムリー2ベース。気を付けなければいけない四球の後の1球目、そこを狙われ先制を許した。

1対2と1点差に迫った5回にはまたも先頭打者に四球を与えるなど無死一、三塁のピンチを招くと2番・ソトを156キロのストレートで空振り三振、さらに3番・タティースJr(24)の打席で1塁走者のキム ハソンが盗塁を狙ったがキャッチャー・C.ウォーラック(31)が2塁へ好走球でタッチアウト。大谷をバックアップした。これに大谷も応え3番・タティースJrを156キロのストレートで空振り三振、最大のピンチを無失点で切り抜けた。

6回、先頭の4番・マチャドにヒットを許し6イニング中4度も先頭打者の出塁を許した。続く、5番・ボガーツにはスイーパーが真ん中に入り2試合連続となる10号2ラン。

さらに6番・クローネンワースの1球目、ストレートを完璧に打たれライトへホームラン。大谷は2者連続ホームラン、しかもメジャー初の2球連続アーチを浴びた。そして、7番・G.サンチェス(30)の1球目、ストレートが外角に大きく外れるとベンチに向かって首を振った。トレーナーとネビン監督(52)がマウンドへ向かい、大谷は中指に出来たマメが潰れた為、降板となった。5回0/3、86球を投げ被安打7、被本塁打2、奪三振5、四死球4、失点5(自責点5)で防御率は3.32となった。

打撃では1回の第1打席、パドレスの先発、2年連続2ケタ勝利を挙げているJ.マスグローブ(30)と対戦。高め146キロのカットボールに空振り三振、4回の第2打席はレフトフライ、6回の第3打席はファーストゴロ、9回には代打が送られ途中交代、大谷は3打数無安打で打率は.300となった。