部活動は自主的な活動? 部活動地域移行も…様々な課題

小川彩佳キャスター:
取材した社会部の小松記者に聞きます。亡くなった教員はくも膜下出血を発症する前の53日間のうち、休日はわずか1日だったということですけれども、市はこの状況についてどう説明しているのでしょうか?

社会部文科省担当 小松玲葉記者:
市側は、夫がくも膜下出血を発症する2か月前の時間外勤務が月約125時間で、このうち98時間が部活動に従事した可能性がある時間としています。ただ、これはあくまでも職務命令の対象ではなく、教員の自由裁量により行われた活動だとしています。

小川キャスター:
98時間は自由裁量だったということですか?

小松記者:
はい。遺族は、「部活動も“子どものために好きでやっている”という言葉だけで片付けるのはおかしい」と話されていました。さらに、「良い先生だった」という美談で終わるのではなく、二度と同じことが起こらないよう、責任の所在を明らかにしてほしい」とも話されていました。

小川キャスター:
こうした状況を変えようという現場の動きはないのでしょうか?

小松記者:
2023年度から本格的に中学校の部活動の運営を地域や民間企業に委ねる地域移行が実施されていますが、金銭面の負担や人材の確保など様々な課題に直面していて、実際に教員の負担が減るかはまだ未知数です。

私達の取材にある中学校の教員は、今年度のはじめに「この部活とこの部活とこの部活がありますがどれを担当しますか?」と聞かれるのが当たり前だとも話していて、部活は強制ではないので、やりたくありませんと伝えたところ「顧問がいない部活はどうするんだ、生徒はどうするんだ」と子どものことを持ち出されて、やらざるを得ない空気感が今も続いていると話されていました。

小川キャスター:
空気感から変わっていく必要がありますね。