韓国の与党は、福島第一原発の処理水放出計画についてIAEA=国際原子力機関が報告書を公表したことを受け、「結果を謙虚に受け止めなければならない」とするコメントを発表しました。

福島第一原発の処理水を海洋に放出する計画について安全性を検証してきたIAEAが「国際的な基準に準拠している」などとする報告書を公表したことについて、韓国与党「国民の力」は「結果を謙虚に受け止め」処理水の放出に「落ち着いて対応しなければならない」と指摘しました。

一方で、「核廃水」など過激な言葉を使い放出に反対してきた最大野党「共に民主党」に対しては「何の科学的な根拠もなく政争のために宣伝扇動したとしても、国際的な恥をかくだけだ」と警告。国民の安全のための措置について話し合おうと呼びかけました。

一方で、韓国の最大野党はIAEAについて「安全性を検証する責任を事実上放棄した」などと批判しました。

韓国最大野党「共に民主党」は報告書についてコメントを発表し、「安全性が検証できておらず、中身がない」と指摘。

放射性物質を取り除く設備の性能の検証や採取した処理水の分析の結果が報告書に盛り込まれていなかった点を挙げ、IAEAについて「安全性を検証する責任を事実上放棄した」などと批判しました。

その上で、報告書について「世界の人々と韓国の懸念を解消するのに全く寄与しなかった」としています。