富山県立山町で20匹以上の柴犬を飼っていて、無免許運転で逮捕された71歳の男の判決公判が4日、富山地裁で開かれました。柴犬はその後、“飼育放棄”だとしてボランティアに引き取られましたが、その後、行き場を失う事態にもなりました。柴犬の飼育とは直接関係のない「無免許運転」についての裁判ですが、地裁は男に対し、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しましたが、裁判では男が「これまで運転免許を取得したことがない」「無免許・無車検・無保険」で運転を繰り返していたという驚きの事実も検察側が明らかにしました。

道路交通法違反などの罪に問われているのは、立山町に住む無職の71歳の男です。

起訴状によりますと、男はことし4月12日午後1時ごろ、立山町の路上で普通乗用車を無免許で運転したなどとされています。
上市警察署は、男が無免許で車を運転しているとの情報が寄せられ逮捕、男は当時「間違いありません」と無免許運転の事実を認めていました。
先月開かれた初公判で検察側は、冒頭陳述で、男が「これまで運転免許を取得したことがないこと」や、少なくとも4年前ごろから無免許運転を繰り返していたこと、さらに、車検および自賠責保険が切れているにも関わらず車を運転していたと指摘、男が「無免許・無車検・無保険」で車を運転していたことが明らかになりました。
また、無免許運転をした理由について、男が「買い物に行きたかった」などと供述していることから、検察側は車を運転する緊急性や必要性も認められないと指摘していました。
そして4日に開かれた判決公判で、富山地裁は男に懲役1年2か月、執行猶予4年間の判決を言い渡しました。

柴犬を保護した動物保護団体によりますと、逮捕当時、男は立山町の自宅で柴犬20匹以上を飼っていて、男の逮捕で柴犬を飼育する人はいなくなり、事実上の“飼育放棄”となったといいます。柴犬たちは立山町の施設に緊急保護されましたが、移動せざるを得なくなり、行き場を失う事態になりました。その後、報道を見た人たちが飼い主として引き取り、現在、動物保護団体が5匹を預かっているということです。















