日本将棋連盟の羽生会長がきょう、単独インタビューに応じ、前人未到の八冠に期待がかかる藤井七冠について語りました。

日本将棋連盟 羽生善治 会長
「(藤井七冠の)今の実力や勢いみたいなものは、やはり間違いなくすごいものがある。(八冠が)実現しても何の不思議もない」

きょう午後、TBSの単独インタビューにこう語ったのは、羽生善治会長(52)。

きのう、激闘のすえ、「棋聖」のタイトル防衛に王手をかけた藤井聡太七冠(20)は、このまま、残るタイトル「王座」を制すれば、史上初めて八冠を独占することになります。

自身も数々の重圧に打ち勝ってきた経験者として、アドバイスはあるかと聞くと。

日本将棋連盟 羽生善治 会長
「(藤井七冠は)メンタルの部分も安定しているので、アドバイスすることは基本的にない。ただ良い将棋を見せてくださいというだけ。アドバイスすることは基本的にない」

一方で今、にわかに脚光を浴びているのが、日本将棋連盟がアマチュア棋士の段位を公認する「免状」です。

羽生会長・藤井七冠が自ら署名してくれるとあって、申請が殺到。現在3か月待ちの状態だといいます。

きょうも忙しい合間を縫って…この真剣な表情。

日本将棋連盟 羽生善治 会長
「(Q.何枚目ですか?)300枚くらいは書いた気がする」

「免状」は、早ければ今月下旬にも発送が始まるということです。