EU=ヨーロッパ連合の臨時の首脳会議が30日、始まりました。決定が遅れているロシア産石油の輸入禁止で合意できるかが焦点となっています。

記者
「ハンガリーのオルバン首相です。ロシア産石油の輸入禁止をめぐって、この会議でどのような態度を示すのかが注目されています」

EUの臨時首脳会議では、EU委員会がロシアへの制裁として提案している年内でのロシア産石油の輸入全面禁止で合意できるかが焦点となっています。

全会一致での承認が必要ですが、ロシア産石油への依存度が高く、プーチン大統領と近いとされるハンガリーのオルバン首相は改めて反対姿勢を示しました。

ハンガリー オルバン首相
「加盟国でしっかりと話し合っていないエネルギーの問題について、EU委員会は提案をしないということで合意していた。青天の霹靂だ」

EU委員会は妥協策としてハンガリーなど内陸の国が多く利用しているパイプラインによる輸入を制裁から当面除外する案を検討していますが、輸入禁止の対象となる量は3分の2に後退することになります。

また、条件などをめぐって加盟国の同意を得られるかどうかは不透明で、フォンデアライエン委員長は今回の首脳会議での合意は厳しいとの見通しを示しています。