■MLB パドレス 10ー3 エンゼルス(日本時間4日、ペトコ・パーク)
エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたパドレス戦(現地7月3日)に「3番・指名打者」で先発出場。大谷は3打数無安打2四球で打率は.303、2試合ぶりのノーヒットに終わった。
投手でのオールスター出場が決定、2021年7月以来、約2年ぶり日本人選手最多3度目の月間MVPと6度目の週間MVP(現地6月26日~7月2日)のダブル受賞と勢いに乗っている大谷。試合前には体調不良で登板機会が決まらないダルビッシュ有(36)と再会。約1分30秒ほど笑顔を見せて会話を楽しんだ。その後は明日の登板に向けブルペンに入ると、隣のブルペンでもダルビッシュが投球を開始。豪華な2ショットブルペンとなった。
1回の第1打席、パドレス先発は2018年に最多勝、最優秀防御率、そしてサイヤング賞を獲得したB.スネル(30)、好調の大谷はカウント1-2と追い込まれると慎重なパドレスバッテリーがタイムを要求。本拠地のサンディエゴでブーイングが起こった。ここから大谷は低めの変化球を見極め四球で出塁した。
0対3と3点リードされた3回、1死一塁で第2打席、敵地ながら大歓声で打席に入るとカウント1-1から外角のややボール球の157キロのストレートを捉えたがショート正面のゴロ。大谷は全力疾走で併殺打を阻止したが後続は倒れ得点にはならなかった。5回の第3打席はストレートの四球。
2対4と2点差に詰め寄った6回、1死一、三塁のチャンスで第4打席、パドレスの3人目、左腕のT.コスグローブ(27)と対戦。1球目から積極的にスイングしていきカウント0-2と追い込まれると3球目は外角に逃げていく121キロのスライダーに空振り三振。打点をあげることが出来なかった。
8回、大谷の打席を目前に2番・M.トラウト(31)がファウルを打った際に左手首付近を痛め、打席途中で交代となった。そして、大谷の第5打席はセカンドゴロに倒れた。大谷は3打数無安打2四球で打率は.303、2試合ぶりのノーヒットに終わった。
ア・リーグ打点王争いでは67打点だったレンジャースのA.ガルシア(30)が2打点をあげて大谷を逆転、1打点差をつけられた。
【ア・リーグ本塁打】
1位 31本 大谷翔平(エンゼルス)
2位 24本 L.ロバートJr(ホワイトソックス)
3位 21本 A.ガルシア(レンジャーズ)
4位 20本 R.デバース(レッドソックス)
5位 19本 A.ジャッジ(ヤンキース)
【ア・リーグ打点】
1位 69打点 A.ガルシア(レンジャーズ)
2位 68打点 大谷翔平(エンゼルス)
3位 66打点 R.デバース(レッドソックス)
4位 58打点 J.ネイラー(ガーディアンズ)
R.アロザレーナ(レイズ)