では、アライグマの生息が確認されると、その後どうなるのでしょうか。

「甘いにおい」でおびき寄せて捕獲

熊本市役所 環境政策課 時松秀太さん「アライグマを捕獲するために、わなを設置しに行きます」

捕獲に動くのは、自治体の害獣を担当する部署です。熊本市では、県内で先駆けて駆除対策に取り組んでいます。

わなの設置に同行すると…。

時松さん「この辺りは前回でもアライグマを確認しているポイントです」

去年、設置したカメラでアライグマ2匹を確認し、そのうちの1匹を捕獲しました。

時松さん「今回はエサを置いて、おびき寄せる形で捕獲しようと思う」

アライグマが好むのは「ドッグフード」や「落花生」、そしてキャラメル味のスナック菓子など、甘いにおいのするものも好むのだそう。

熊本市はアライグマの生息調査に力を入れていて、2021年から宇土市・宇城市・玉東町と3市1町で連携して調査を進めています。

時松さん「ほかの都市の取り組みとかを参考にして、もっともっと捕獲していかなくてはいけない」

長年、アライグマの駆除に取り組む歌岡さんも…。

歌岡さん「いなくならないけど、被害を出さないくらいにはできると思う。いろんな立場があるけど(対策の)仕組みづくりを熊本県全体で出来ればなと思います」

※※アライグマは獰猛な動物です。また、狂犬病などの感染症を媒介するとも言われています。アライグマと思われる動物を目撃した場合は、最寄りの市町村又は県の機関までご連絡ください。その際は、むやみに近づかず、可能な場合はスマートフォンや携帯電話等での写真や動画の撮影をお願いします。