今年のチームは「守らないかんのや」

チームを率いる長尾監督は、「今年は今年の持ち味を活かして勝つしかない」と考えています。

(長尾健司監督)
「打つ年は打って勝ってるし、ピッチャーがいい年はピッチャーで勝ってるし、と思いますよ。そういう意味では今年のチームは、守らないかんのやろね。守るしかない」

「守り勝つ野球」の要は、佐藤選手と中本選手の鉄壁の二遊間です。3年間コンビを組んできた、息の合った守りで併殺を狙います。

(ショート 中本翔真選手)
「二遊間を組んでてゲッツーの時とか、ちょっとそれたな、というときでもそこにセカンドがいるので」

(セカンド 佐藤瑞祇選手)
「毎日一緒にキャッチボールから一緒にしてるので、大体送球とかボールの軌道とかも分かるので、どんな打球にに対しても絶対守ってやるという強い気持ちで」

エースナンバーを背負うのは、大室投手。去年夏・今年春と甲子園のマウンドに立ち、力をつけてきました。

さらには変化球で打ち取る大森投手、1年生ながらMAX140キロを超える行梅(ゆきうめ)投手など投手力も強化してきました。

(大室亮満 投手)
「今年はいつも以上に『守り勝つ野球』っていうのを掲げている以上、中心となるピッチャーがしっかり自覚をもってやっていかなければいけない」

目標は甲子園ベスト4「去年のチームを超えます」

今年のチームを支えてきたのは、キャプテンの横井選手、「個人の力では浅野選手に及ばなくとも、全員でなら去年のチームを超えることができる」と、「甲子園ベスト4」を目標に掲げます。

(横井亮太主将)
「強い高商を作るためにも、前の代を超えるということを目標にやっていかなければいけないと思うので、ベンチに入っている全員が意識してやっていければ力はあるかなと思っています。」

Q「去年のチームは超えられる?」

「超えます」

チーム全員の力で夏の香川大会優勝、さらにその先へ。挑戦者として戦う高松商業の夏が始まります。