中国商務省は、半導体の材料となるゲルマニウムとガリウムの関連製品の輸出を8月から規制すると発表しました。日米などによる半導体輸出規制への対抗措置との見方が広がっています。

中国商務省は3日、半導体の材料となる希少金属のゲルマニウムとガリウムの関連製品の輸出を8月1日から規制すると発表しました。理由について「国家安全保障と利益を守るため」としており、許可なく輸出した場合は処罰されるということです。

半導体をめぐっては、アメリカが中国に対する輸出管理規制を行っているほか、日本も7月から半導体製造装置の輸出規制を始める予定です。そのため、今回の措置について、アメリカや日本などの輸出規制への対抗措置だという見方が出ています。