2018年の参議院本会議で自民党の大先輩である議長に詰め寄る姿が注目を集めた大家氏。参議院で“独特”の存在感を放ってきました。2022年、1年前の参議院選挙では58万票余りを獲得してトップ当選。ただ、その2か月後には衆議院福岡9区に鞍替えする考えを表明していたことから、自民党の関係者からは「何のために参議院選挙に出たのか分からない」という声もあがっています。その大家氏が参院議員を辞職した場合に行われる補欠選挙には約18億円がかかる見通しです。所属する派閥のトップである麻生太郎副総裁からの理解は得られていません。

参議院議員 大家敏志氏
「麻生氏からは『参議院でいいじゃねぇか』 ものまねしているわけではありませんが」
福岡市で開いたパーティーに、講師として招いた麻生副総裁の義理の弟・鈴木財務大臣は急遽欠席。北九州市長選以降、麻生氏との間にすきま風が吹いていると言われていますが、それでも「くら替え」を狙う理由はどこにあるのでしょうか。
参議院議員 大家敏志氏
「1日も早く政権を奪還することが9区の発展につながるし、9区、北九州が日本をリードすることにつながる。そのリーダーとして私を選んで欲しい」
2019年に行われた福岡県知事選挙で、大家氏は武内和久氏の選対本部長を務めましたが、武内氏は落選しました。
◆三原朝利氏 応援団は2人の政令市長

北九州市長 武内和久氏
「県知事選挙で私が敗北をした後は、(大家氏から」特段声かけもなく、全くそれ以来は会っていません」
一方、今年2月の北九州市長選で武内氏陣営の責任者を務めたのが三原朝利氏です。
北九州市議 三原朝利氏
「市長とは強固な信頼関係を持っていきたい、もっていけると信じておりますし、やはり首長と地元の国会議員としっかりと協調態勢を組めるのは私しかいない」
三原朝利氏は、祖父が元防衛庁長官の三原朝雄氏、おじが衆議院議員を8期務めた三原朝彦氏というまさに政治家一家です。














