新潟を世界に誇れる「アウトドア王国」にして交流人口の拡大を図ろうと、茨城県出身の男性が県内で初となる“アウトドア専門”の協力隊に任命されました。新潟県長岡市を拠点に県内各地を旅しながら、新潟の自然やまちの魅力を発信します。

新潟県の地域おこし協力隊に着任したのは、茨城県出身の長島遼平さん(30)です。

これまで、英会話スクールの講師やウェブデザインなどを仕事にしていた長島さん。アウトドアの魅力にとりつかれたのは去年6月、三条市で体験したデイキャンプがきっかけでした。

【新潟県地域おこし協力隊 長島遼平さん】
「キャンプやアウトドアというのは、自分を磨き上げるもの。生きざまを磨いて行けるもの。アウトドアを通じて、私自身の人生観、価値観が変容した」


新潟県は、アウトドアを切り口に交流人口の拡大を図ろうと、積極的に事業を推進しています。そうした中で長島さんは、県内で初となる“アウトドア専門”の協力隊に任命されました。

【新潟県長岡地域振興局 伊野智彦 局長】
「私たち地元の人間では気付かない新潟の魅力をどんどん見つけていって、大いに対外的にPRしていただきたい」


【新潟県地域おこし協力隊 長島遼平さん】
「いろいろな可能性がアウトドアに詰まっているなと思った。(新潟の人の)暮らしぶり、人々のこだわりやものづくりでの熱い思いも含めて、しっかりと魅力をアピールしていきたい」

長島さんは今後、長岡市のアウトドア専門店で働きながら、イベントに参加するなどして新潟の自然や人の魅力を発掘。体験リポーターとして世界に発信していくということです。