■MLB ブルージェイズ 6ー7 レッドソックス(日本時間2日、ロジャー・センター)
レッドソックス・吉田正尚(29)は敵地でのブルージェイズ戦に「6番・指名打者」で先発出場。菊池雄星(32)と対戦し吉田は3打数2安打1打点1死球で打率は.305、今季29度目のマルチヒットをマークするも7回、右足に死球を受けて途中交代となった。菊池は4回1/3、86球を投げ、被安打7、奪三振7、四死球2、失点5(自責点5)で自己新の8勝目とはならなかった。
メジャーで唯一、カナダに本拠地を置くブルージェイズ、現地7月1日はカナダの建国記念日で本拠地のロジャー・センターには多くのファンが訪れた。カナダの国の色である赤のユニホームで先発のマウンドに立った菊池は立ち上がり、先頭に四球を許したが2番・A.バーデューゴ(27)を152キロのストレートで見逃し三振、4番・R.デバーズ(26)を154キロのストレートで空振り三振と力勝負で抑え込んだ。
2回、1死から迎えるは5月3日(日本時間)のメジャー初対戦でホームランを打たれている吉田、カウント2-1から138キロのスライダーが甘く入りライト前へヒットを打たれた。吉田は2試合連続のヒットとなった。菊池は吉田のヒットから2死満塁のピンチを招いたが1番・R.レフスナイダー(32)を一邪飛に打ち取り、大きく息を吐き安堵の表情を浮かべた。
3回、1死一塁で4番・デバースに外角低め155キロのストレートを左中間スタンドへ運ばれる今季、被本塁打21本目となる逆転2ランを打たれた。その裏、味方に2対2と追いついてもらったが、5回、1死一塁で3番・J.ターナー(38)に左中間へタイムリー2ベース、さらに4番・デバースにもセンター前へタイムリーとこの回2点を失って、菊池は4回1/3、86球を投げ、被安打7、奪三振7、四死球2、失点5(自責点5)で降板となった。
吉田は3回、菊池との2度目の対戦はセカンドゴロ、5回の2死二塁で迎えた第3打席はブルージェイズ2人目、T.リチャーズ(30)と対戦。2ストライクと追い込まれたが4球目、外角低めのチェンジアップを巧みなバットコントロールでセンター前へ落としてタイムリー。今季29度目、2試合連続のマルチヒットをマークした。
7回、第4打席、ブルージェイズ3人目、N.ピアソン(26)の163キロが右すね部分に直撃する死球。吉田も倒れこんで苦悶の表情を浮かべて痛みに耐えた。6月26日(日本時間)に右腕に死球を受け試合を欠場したばかりで心配されたが足を引きずりながら1塁まで歩いていった。9回には代打が送られ、吉田は途中交代。3打数2安打1打点1死球で打率は.305、今季29度目のマルチヒットをマークしている。