新潟県佐渡市で6月30日から漁に出たまま行方不明となっていた男性が、20時間ぶりに発見され、無事救助されました。体調に問題はないということです。
救助されたのは、新潟県佐渡市に住む漁師の男性(76)です。佐渡海上保安署によりますと、男性は、サザエ網漁に出たまま30日から行方不明となっていましたが、1日午前10時ごろ、佐渡市姫崎から北東に約14.5kmの沖合で、付近を航行していた釣り船が、漂流している男性の漁船を発見しました。男性は、健康状態に問題はないということです。
男性は「エンジントラブルで動けなくなった」と説明しているということです。漁船は他の船にえい航され、1日午前11時半ごろに佐渡市入桑漁港に帰還しました。
男性は30日午後2時過ぎに、1人乗りの漁船に乗り、両津大川漁港からサザエ網漁に出港しましたが、普段帰って来る時間になっても帰宅しないことを家族が不安に思い、午後5時頃に通報していました。
佐渡海上保安署と警察、消防、漁協関係者らは30日から、巡視艇や地元の漁船、航空機などで捜索していました。