コンビニ大手のローソンが「代替卵」を使ったサンドイッチを発売します。通常の卵サンドとの食べ比べができる商品ですが、その狙いとは?

ローソンが来週から販売するこちらのサンドイッチ。一見、普通の卵サンドのように見えますが、こちらは通常の鶏卵、こちらは大豆由来の「代替卵」を使用しているのです。

記者
「通常の卵よりも食感が緩めで、味もあっさりしていますが、大豆の風味はまったく感じません」

隠し味にマスタードを入れることで大豆特有の香りを消していて、本物の卵そっくりですが、なぜ通常の卵を使ったものとセットで販売するのでしょうか?

ローソン ベーカリー・デザート部 清瀬智加さん
「プラントベース(植物由来食品)市場は伸びてはいるものの、一般の客にはまだ程遠い。食べ比べとして発売することで手に取ってもらうハードルを下げることが大きな目的」

卵の卸売価格をめぐっては、6月の平均価格が5か月ぶりに下がり、徐々に供給が戻りつつあります。ただ、完全に回復する秋ごろには次のシーズンの鳥インフルが流行り始めることが想定されています。

ローソンは卵不足の長期化も見据えて、代替卵の商品に力を入れていきたい考えです。