本社2階がまるでアートギャラリーに…
能作 開発課 磯岩篤 課長:「うちの場合あまり色がついてないんで、色がつくことでお互いの魅力引き出せるんじゃないかってやってて思いましたね」

作品の良さをどう製品に生かすか、試行錯誤しながらおよそ1か月、ついに完成しました。
能作 能作千春 社長:「ちょっと見に来て、見に来て」
能作 能作克治 会長:「えーこれ表現したんや、すごいね」
能作 能作千春 社長:「今までにない製品が仕上がったなと思っていて、うれしいです」

本社2階の展示スペースは今月17日から1か月間、まるでアートギャラリーに。
作品とコラボ製品が一緒に展示されています。


お客さん:
「コラボしてこういう作品になるとまたかわいらしくなったなって」
お客さん:
「ちっちゃかったり、ワンポイントだったりするところがすごくいいなと思って」
展示初日には、作品を提供した作家と家族も続々と会場を訪れ、真央さんと母・奈保子(なおこ)さんの姿も…。

荒見真央さんの母:「能作の花器に真央の絵が入ってるってすごい感動します」
ココペリアーティスト 荒見真央さん:「名前は?」
能作 開発課 那須友明さん:「那須です」「僕、荒見真央さんのもうファンになっちゃって、このヒツジ以外にもトラとか熊とかいろんな作品見させてもらって」

辻龍之介(つじ・りゅうのすけ)さんの「グレーのねこちゃん」は、真鍮の花器とコラボしました。


ココペリアーティスト 辻龍之介さん:「金ぴか。金ぴかねこさん、きれいです」
龍之介さんの母:「ココペリの作品だけじゃなくて、いい作品いっぱいあるので、少しでもこういう商品化につながっていくとみなさんのやりがいにもなっていいなと思います」
そして、村中洋介(むらなか・ようすけ)さんの姿も…。
ココペリアーティスト 村中洋介さん:「(音声さんに)かっこいい、かっこいいね」「あ、これ描いた」

村中さんの作品「フリーバード」は、能作の代表作「KAGOスクエア」になりました。
記者:「みんなあっち(作品)見てるよ」
村中洋介さん:「あ、描きました。フリーバード描きました」「マイネームイズ村中」
フランス人のお客さん:「マイネームイズベンジャミン」
女性のお客さん:「モノクロやのに、楽しい絵ですね」
フランス人のお客さん:「金属の色とよく合っているから素敵です」


村中さんは、難病のため体を屈めるのが苦手で、最近は絵を描いていませんが、作品が生んだ交流を楽しんでいるようでした。
能作 能作千春 社長:「みなさん楽しまれている様子を見ているのが幸せで、ものづくりっていいなってあらためて思いました」

コラボレーションが生んだ新たなつながり。ものづくりとアール・ブリュットの出会いが、新しい可能性の扉を開いていくかもしれません。
【能作×アール・ブリュット展】能作本社2階 7月17日まで展示・製品は受注生産(売り上げの一部はココペリに寄付されて作家に還元)