<篠原大和記者>
「おいしそう!トマトのすごくいい香りがします」
創業128年のヤギショー(静岡県焼津市)です。「玄米茶の素」や麦茶など飲み物の原料を製造しています。そのヤギショーがいま力を入れているのが…。
<ヤギショー 八木宏祐専務>
「焼津のカツオを使ったカツオトマトライスです。アルファ化米を使っているので調理がすごく簡単なのが特徴です」
レジャーにもぴったり、アルファ化米を使った「カツオトマトライス」です。
アルファ化米とは炊いたり蒸したお米をおいしさそのままに乾燥させたもの。水を加えるだけでご飯が食べられ、非常食として定着しています。
<ヤギショー 八木宏祐専務>
「パッケージにはアルファ化米と具とスープが入ったレトルトが入っています。通常、アルファ化米は水の準備が必要なんですが、スープを水の代わりにして食べることができます」
水の代わりになるのはレトルトのスープ。常温では1時間、火を使うと5分ほどで完成します。お好みで野菜をトッピングするのもおすすめです。
<試食する篠原記者>
「お米にしみこんだトマトの甘みとカツオのうまみがちょうどいい感じに合っています。ご飯も硬すぎず軟らかすぎず、とても食べやすいです」
<ヤギショー 八木宏祐専務>
「こちらが米を蒸すライン。蒸した米を乾燥させてアルファ化米になります」
ヤギショーでは10年前から、アルファ化米の生産に取り組んでいます。「玄米茶の素」の製造で培った、米を蒸して乾燥させる技術をアルファ化米に応用しました。カツオトマトライスなどレトルトのスープを組み合わせた商品は、東日本大震災の被災者の声から生まれました。
<ヤギショー 八木宏祐専務>
「東日本大震災の時、知人が非常食のアルファ化米を持っていたけれど、水が手に入らなくて食べられなかったという話を聞いた。そういった問題を解決できないかと、ずっと悩んでいました」
水がなくても食べられるアルファ化米の商品を作りたい。当時、悩んだ八木さんはレトルトのプロに相談しました。焼津市でカレーや鍋つゆなどのレトルト食品を製造する石田缶詰の石田雅則社長です。
<石田缶詰 石田雅則社長>
「うちはレトルトのカレーを作っているので、カレーに水を入れてアルファ化米に混ぜたら面白いんじゃないかと。レトルトで乾燥してないので、具にフレッシュ感があってとてもおいしかった」
2014年、ヤギショーは石田缶詰の協力のもと、アルファ化米をおいしく食べられるレトルトスープを開発しました。カツオトマトライスはその最新作です。
<ヤギショー 八木宏祐専務>
非常食に限らずキャンプでも使えると提案させていただいて、アルファ化米はおいしい、便利ということを、もっともっと広げていきたい」
便利さとおいしさを追求してアルファ化米をもっと身近に。ヤギショーの挑戦はこれからも続きます。
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