アユ釣りの際に浮くための対策について、釣具店で聞きました。

(フィッシングハヤシ 中平健正さん)
「事故が多発していてメーカーでも救命具を少しずつ出してきているところ。1つはアユベストの中に着る浮力ベスト。中に浮力体が入っていてこれを着たうえでアユベストを着てもらうことで浮力を得ることができる」

自身もアユ釣りが趣味だという店員の中平さんはこんなグッズを愛用しています。

(フィッシングハヤシ 中平健正さん)
「自分はウエットスーツを着ることが多い。これ自体は着ることで浮力があり、万が一の場合でも浮いていることはできるという安心感がある。自分の周りでもこれは着けていない人が多いので保温という意味も含めてこういうジャケットは1つおすすめ」

また、かさばらず暑くもならない小型の浮力体もあるといいます。

(フィッシングハヤシ 中平健正さん)
「緊急時にこのひもを引くことによって浮き輪が出るという仕組みになっている。アユ釣りの場合は非常に炎天下の暑い中でやるものなので暑いから(救命具を)のけておくというのが非常に多い。この装置の場合は小型のこれくらいの手のひらサイズなので、邪魔にならなくて暑さという点でも干渉しないので僕はほぼこれ着けている」

(フィッシングハヤシ 中平健正さん)
「事故があったあとは救命胴衣なんかもちょこちょこ売れるが普段は関心がない方が多い。全体で見たらほんの数%そういうことに気を遣っている人がいるかどうかという世界なので、もっと万が一のために気を付けていただきたい」

川の中に入ったり流れの速いところで行ったりするアユ釣りはその分、流されるおそれが高くなるので、「浮く」という基本的な対策の広がりが、まずは重要なんですね。

今年もすでに、仁淀川でアユ釣りをしていた男性が流される事故が発生しています。これから本格的に到来するアユ釣りシーズン。安全第一で楽しんでほしいですね。