市街地の6割が焼け野原になった岡山空襲からきょう(29日)で78年です。空襲の被害や平和の大切さを伝える展示会が岡山市北区で開かれています。

1945年6月29日の未明、岡山市の市街地はアメリカ軍による空襲を受け、1700人以上の人が命を落としました。展示会は平和活動に取り組む市民団体が開いたもので、会場には岡山空襲での被害の様子を伝える写真や当時の人々の暮らしを紹介する資料など約60点が展示されています。

アメリカ軍が岡山空襲の前と後に上空から市内を撮影した2枚の写真です。空襲により岡山城の天守閣を含め、市街地の6割以上が焼失したとされています。

(平和推進岡山市民協議会・久世浩さん)「岡山で空襲があって大勢の人が亡くなった事実を後世に伝えて行かなければならない」

岡山空襲を伝える展示会はあす(30日)まで開かれています。