東京電力は28日に開いた株主総会で「処理水の処分は先送りできない」と理解を求めました。
午前10時から開かれた東京電力の株主総会。小早川社長は処理水の海洋放出について「廃炉作業を進めるために決して先送りのできないもの」と強調し、株主にも理解を求めました。
株主の男性「賛成。風評被害はあるかもれないけど、私は全然問題にならないと思う。十分希釈しているから」
株主の女性「処理水は絶対反対。海は世界中繋がっている。薄めたからといってたくさん流していいのかと。」
また、株主からは、「海底トンネル工事や試運転を行ってきたことは、漁業者との約束を踏みにじり、欺きではないか」などの声も上がりました。
これを受けて東京電力は「福島県漁連に『関係者の理解なしにはいかなる処分も行わない』と回答しており、この方針は順守する」と改めて述べました。