処理水を海に放出するための設備について、原子力規制委員会は28日朝から、性能を確認する最終的な検査を開始しました。
東京電力福島第一原発にたまり続ける処理水を海に放出するための設備工事は、26日に完了しました。
また、6月12日から真水で行っていた試運転も完了し、問題がないことを確認しました。これに伴い、原子力規制委員会は28日午前9時すぎから、原発構内で設備の性能を確認する「使用前検査」を始めました。
使用前検査では、トラブルの際に放出を止める遮断弁がきちんと作動するかや、処理水を海水と混ぜる設備などを確認します。
検査は28日から3日間の日程で行われ、これに合格すれば放出に向けた設備面の準備が、すべて整うことになります。














