政府は、保育や教育の現場で働く人に性犯罪歴がないかを確認する仕組み=「日本版DBS」の導入に向けた有識者会議を初めて開き、小倉大臣は「次の国会での法案提出を目指す」と明言しました。

小倉将信こども政策担当大臣
「性犯罪、性暴力は、被害者の心身に有害な影響を及ぼし、かつ、その人権を著しく侵害する極めて悪質な行為であって、断じて許すことはできません」

政府は、保育や教育の現場で働く人について性犯罪歴がないかを確認する仕組みである「日本版DBS」の導入に向けた有識者会議の初会合を開きました。

メンバーは憲法、刑法などの専門家のほか、家庭福祉や児童心理関連の有識者、弁護士、保護者の代表などで構成され、今後、制度の必要性や職業選択の自由やプライバシー権との関係、システムのありかたなど幅広い論点について話し合う予定です。

小倉大臣は「丁寧な議論が必要だが、可能であれば次の国会での法案提出を目指したい」と明言し、早ければ秋の臨時国会で法整備を行う考えを示しました。