規制緩和で普及進む?一方懸念も・・・

7月からの規制緩和について詳しく見ていきます。現在、電動キックボードは「原動機付自転車」いわゆる原付バイクとして分類されています。

7月からは、最高時速20キロ以下で大きさなどの基準を満たしたものは「特定小型原動機付自転車」として新しい区分が設けられることになります。

いずれも運転できる年齢は16歳以上と現在と変わりませんが、新しい区分のものは、免許がなくても運転できるようになるほか、ヘルメットの着用も努力義務になるなど、規制が大きく緩和されます。最高時速が30キロのものは従来通り原動機付自転車と同じルールとなります。

自転車に近いルールとなり、新しい交通手段として普及が進むことが見込まれる一方、不安も少なくありません。

警察庁のまとめによると、おととし9月から今年1月まで、全国で交通違反の検挙が2,000件を超えています。また、年々事故も増加傾向です。車や自転車との事故が半数以上で、去年は、東京で初めての死者も出ました。

規制緩和による普及拡大に伴い、交通ルールの周知が課題となっています。