ロシアでの反乱後、動静が途絶えていた民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が、新たな音声メッセージで「政権転覆が目的ではない」と主張しました。
プリゴジン氏
「われわれは抗議の意思を示すために行進したのだ。政権の転覆が目的ではなかった」
プリゴジン氏は26日、およそ2日ぶりにSNSに音声メッセージを投稿。反乱の目的について「ワグネルの解体を止めさせ、ウクライナでの軍事作戦において素人のやり方で多くの過ちをおかした人物の責任を問うことだった」と主張しました。
ロシア プーチン大統領
「唯一の正しい決断を下したワグネル部隊の兵士たち、指揮官たちに感謝する。彼らは兄弟殺しによる流血に走らず、最後の一線で止まった」
プーチン大統領は先ほど行った演説で、今回の反乱後、全面的な衝突が回避されたことを受け、「正しい決断をしたワグネルに感謝する」と述べました。
一方、アメリカのバイデン大統領は、プリゴジン氏の反乱への西側諸国の関与を否定。「結末がどうなるかはまだわからない」と指摘し、「どんな状況が次に起きても同盟国などと緊密に連携して対応する」との考えを示しています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









