感染が緩やかに拡大している新型コロナについて岸田総理と専門家が意見を交わし、専門家側からは第9波の入り口にある可能性が指摘されました。

厚生労働省が定点把握した新型コロナの全国の1週間の患者数は、11週連続で増加しています。

岸田総理と専門家は、特に感染者数が多いとされる沖縄の状況や、中長期的な展望について意見を交わしました。

政府分科会 尾身茂 委員
「(5類移行で)接触の機会が増える。したがって感染者の数がある程度増えることは、ある意味では織り込み済みだったと思います。死亡者を減らすというところだけはみんなで、高齢者ですね、特に。注意していきながら社会を回す」

政府分科会の尾身委員は、「第9波の入口という見方は多くの人がしている」と指摘したうえで、高齢者を守るためのワクチン接種の検討をあらためて呼びかけました。