過去「12回の出産経験」産まれた子は施設に…死産だった時も
しかし、彼女にとってこれが初めての出産ではなかったという。
(検察官)「これまでに死産を含む出産は何回くらいしましたか?」
(女)「過去に12回繰り返しました」
(検察官)「産まれた子は?」
(女)「施設です」
(検察官)「死産の時は?」
(女)「病院で処置を受けた」
(検察官)「今回病院にいかなかったのは?」
(女)「健康保険証が切れていた」
(検察官)「更新はしなかったのですか?」
(女)「住所は鹿児島でホテル生活のため更新できなかった」
亡くなった子どもには「申し訳ない」
そして亡くなった子どもに対し「罪悪感があります。申し訳ない」と話した。
検察側は「赤ちゃんは抱きかかえられることもなくコインロッカーに閉じ込められていて生命を軽視している」などとして懲役2年を求刑。
一方、弁護側は「被告は反省している。今後は、公的な支援を受けながら自立する意思もある。再犯のおそれは少ない」として執行猶予付きの判決を求めた。
最後に裁判官から「何か言いたいことはありますか?」と聞かれた女は数秒間沈黙した後まっすぐ裁判官を見つめ静かにそして、力強く「大丈夫です」とだけ答えた。