日本銀行盛岡事務所は5月の県内の金融経済概況について、「一部に弱さがみられるものの緩やかに持ち直している」とし4か月連続で前の月の判断を据え置きました。

 日銀盛岡事務所によると個人消費は新型コロナの5類移行などを受けスーパーの売上高や新車登録・届け出台数が前の年を上回ったことから「緩やかに回復している」と2か月連続で据え置きの判断となりました。生産については、世界的に半導体の需要が弱まっていることなどから「持ち直しの動きが足踏みしている」と先月に続き判断据え置きとなりました。今後の見通しについて、日銀盛岡事務所は「原材料費の高騰などの影響を引き続き注視していく」としています。