ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズンや、舞台『「ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-」Rule the Stage』、舞台「あんさんぶるスターズ!THE STAGE」などに出演し、去年11月に惜しまれつつ俳優業を引退した宮城紘大さん(28)が、自身のツイッターを更新。芸能事務所・ナムクリエイションに所属し、バンド「Am Amp」のドラマー兼クリエイターとして音楽活動を始めることを公表しました。
添えられた直筆のコメントには「第二の芸能人生をスタート」「一度きりの人生。もう一度ゼロから挑戦」と強い決意が表れています。

“人生初のバンド活動で再デビュー”について宮城さんは、「俳優業の際も初心を忘れないようにしようと心掛けていましたが、今回に限っては本当に初の事だらけなので、すでに俳優デビューした時と同じような気持ちです。不安と緊張がいつまでも拭えず、でも心から楽しみでワクワクが止まらない自分も確実にそこにいます。本当に『デビュー』なので、がむしゃらに当たって砕けようと思います」とTBSの取材に対し、今の気持ちを語りました。
宮城さんが参加する「Am Amp」は様々なアーティストへ楽曲提供、編曲を手掛けてきた須賀京介さんが、2022年に「都内・一人組バンド」として結成。そして今月、宮城さんを含む3人のメンバーが新たに加わり、4人体制に。

引退後、心と体の療養を行っていた宮城さん。直筆のコメントでは、「療養を進める上で、自分と向き合う時間も増え、今後、自分が何をしたいのか、とても考えました」と振り返り、「様々な選択肢がある中、一番強く抱いたのは『どんな形でも、もう一度エンターテイメントに関わりたい』という想いでした」と療養中の心境を綴っています。
今年に入り、宮城さんは舞台で共演し、プライベートでも親交のあった須賀京介さんの活動(音楽プロジェクト「Am Amp」)を手伝うことに。「Am Amp」の楽曲の世界観、センス、発想力などに魅了され、裏方の立場ではなく自分も同じメンバーとして共に夢を追いかけたいと思うようになったといいます。
高校時代、軽音楽部でドラム経験があるという宮城さんに、プロとして活動するために行っていることを尋ねると、「スタジオに通うだけではいつになっても第一線で戦ってきた方々の背中は見えないと思ったので、まずはドラムのために住む環境を変えました。すでに4月頃引っ越し、防音DIYを完了させて、24時間、電子ドラムではありますが、練習可能な環境を作りました。自宅と近くのスタジオを今は行き来して練習しております」と日々の奮闘ぶりを明かしました。

「Am Amp」創設メンバーである須賀さんは、「音楽で夢を見ること、表現をしようとすることは、たとえ歳がいくつからであっても、0からのスタートであっても、制限も条件も無く誰でも追いかける、実現できるということをその身をもって証明して欲しい」と宮城さんにエールを送りました。

その宮城さんに「Am Ampでの夢」を聞くと、「”結成後1年で1000人キャパでのワンマンライブ。”僕らが最初に掲げた目標です」と高らかに宣言。「これを目指せるように日々精進する事しか今は考えられません」と意気込みました。
最後に俳優業復帰について問うと、「現段階では考える事は出来ませんが、将来的には必ずしも無いとは言い切れない状況です。僕は俳優業が大好きで、お芝居も舞台も大好きという気持ちは今でもずっと変わりません」と俳優への想いを語るも、「ただ、どんな理由であっても俳優業引退という言葉を一度でも口に出して、ファンの皆様や共演者の皆様、各関係者の方々に多大なご迷惑をおかけした以上、それは半年や一年間で撤回していいようなものではないと思っているからです。この事を心に刻んで忘れぬよう現段階では俳優業復帰に関しては考える事は出来ません」と現段階での復帰は否定しました。
今月28日には「Am Amp」の2nd EP「where(Am)we?」を配信開始。さらに、宮城さんが29歳の誕生日をむかえる7月27日には、代官山UNITでライブが行われます。



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