金融庁は、高い利回りが見込めるものの、リスクも高い「仕組み債」の販売で法令違反があったとして、千葉銀行とちばぎん証券、武蔵野銀行にそれぞれ業務改善命令を出しました。

「仕組み債」は、国債などに比べて高い利回りが見込めるものの、相場が変動した時には損失が膨らみやすい高いリスクがある商品です。

金融庁はきょう「仕組み債」の販売で投資家保護の体制に重大な欠陥があったなどとして、千葉銀行と傘下のちばぎん証券、武蔵野銀行にそれぞれ金融商品取引法に基づく業務改善命令を出しました。

金融庁は再発防止のため、経営管理態勢や内部の管理態勢強化、法令遵守を前提とするビジネスモデルの構築を求めて、7月24日までに改善計画を提出するよう命じました。