病気や障がいのある兄弟・姉妹がいる子ども=きょうだい児。愛媛県松山市に住む中山穂乃果さん(15)も、その1人です。

妹の結衣花さん(12)は生まれつき代謝に異常があり、3歳で胃ろうの手術を受けました。国内で12万人に1人と報告される難病「メチルマロン酸血症」と闘っています。幼い頃は風邪で命を落とす恐れもあったため、入退院を繰り返す日々が続きました。

母・理江さん
「色んな我慢も多くしてしまってたのかなって…。どうしても結衣花の方にかかりっきりだったので『もう私なんか生まれてこんかったら良いんだろ』みたいな感じで、半泣きで私に言ってきたことがあって」
記者
「その時は寂しかった?」
穂乃果さん
「寂しかったのかな」

妹のことを思うあまり、知らず知らずのうちに感情を飲み込んでいた穂乃果さん。悩み葛藤しながら、少しずつ夢や目標と向き合えるようになったといいます。