金沢市は23日、去年7月から先月までの間に顔写真の取り違いなど、マイナンバーカードに関する事務手続きの誤りが合わせて6件確認されたと発表しました。

金沢市によりますと、6件の内訳は
▼マイナポイントの端末をログアウトし忘れたことによる他人へのマイナポイントの付与が1件
▼申請書に別人の顔写真を貼り付けたことによる顔写真の取り違えが3件
▼住民記録端末のログアウト忘れによるマイナンバーの誤更新が1件
▼本人の同意なしに健康保険証機能を登録した1件です。
いずれも本人からの申し出で発覚し、個人情報の漏えいや被害は発生していないということです。
金沢市では、チェックシートによる作業確認や、端末を操作した際のログイン・ログアウトの徹底、複数の職員によるチェック体制の強化などで再発防止を図りたいとしています。
また金沢市の村山卓市長は「今回、マイナンバーカードに関する事務誤りがあったことについては、誠に申し訳なく思っている。全国で同様の事象が多発するなか、国においても本格的な対策に乗り出すと聞いており、本市としてもそれに則り、市民に不安を抱かせることが無いよう適切な事務執行に努めたいと考えている」とコメントしています。