4月から努力義務化になったヘルメットの着用について、着用率の低い高校生に浸透させようと、22日、山形県村山市の高校である取り組みがスタートしました。

村山市で行われたのは、車と自転車の衝突事故の再現。
自転車に乗る機会の多い高校生を対象に、道路に潜む危険を知ってもらおうと開かれました。

県警察本部によりますと、去年までの過去5年間に起きた自転車事故で犠牲となった19人のうち17人がヘルメットをつけていませんでした。
参加した村山産業高校の生徒「大丈夫だろうという意識が一人一人、根強くあるんだと思います。それで着けていない人が多いと自分は感じました」
こうした現状を受け、県や県警では、着用率が低い高校生が率先してヘルメットを着用することで、全体の着用率を上げようと、村山市の村山産業高校を「自転車ヘルメット着用推進モデル校」に指定しました。
村山産業高校・森谷岳琉生徒会長「生徒会のメンバーたちがヘルメットを着け始めてそこから徐々にというかたちで村山産業高校全体に広げていけたらなと思います」

村山産業高校では今後、校内の着用率100%を目指し、着用を呼び掛ける啓発活動などを行っていくということです。














