キツネは、30分ほどドッグラン付近をうろうろした後、茂みの中へと帰っていきました。
この映像を専門家に見てもらいました。
鳥取大学農学部 金京純 准教授
「ホンドギツネだと思います。一種類しかいないので」
本州や四国・九州に生息するホンドギツネ。ふさふさしてかわいい気もしますが、遭遇した場合は気を付けるべき点があると言います。
鳥取大学農学部 金京純 准教授
「キツネは、多包条虫っていうエキノコックスって言われる寄生虫を持っていますので注意が必要です。キツネの小腸の中で、親虫になって、その虫卵を人が誤って口にしてしまった場合、それが人の体の中で、幼虫がどんどん増えてしまうということで、病気に繋がります」

大きさが2ミリ~4ミリの寄生虫「エキノコックス」。
寄生されたキツネのフンには、エキノコックスの卵が含まれていて、フンに汚染された食物や水を介して、口から人に感染することもあると言います。