20日、富山市の松川沿いにある可愛らしい動物があらわれました。なぜまちなかに?そのワケを調べてみました。

記者:「富山県警本部すぐそばの松川沿いです。あちらご覧ください。街なかにタヌキがいます」

姿をあらわしたのはー。タヌキ!午後4時ごろ、富山市新総曲輪の松川沿いに一匹のタヌキ。ぶらぶらと歩いています。するとー。

記者:「タヌキが歩道に出てきました。辺りを見渡しています」

臆病な性格だといわれているタヌキ。通行人が近づくと少し離れてこちらをじーっと見ています。

通行人:「大きく太っていました。いやーびっくりしたー。ファミリーパーク行かんなん見れんもんだから」

街なかのタヌキは、富山市の住宅街でも。

住人:「え、まじで。こわっ」

このタヌキは、溝の中に入っていきました。タヌキは狭いところが好きなのでしょうか。松川沿いのタヌキも穴のなかに入りのんびりと過ごしていました。

一夜明けてタヌキを探しました。

記者:「きのうは、まさにこの松川ののり面のこの辺りにタヌキがいたんですけど、きょうは姿が見当たらないです」

松川沿いをよーく探しましたが…。

記者:「ハトならいるんですけど…」

タヌキは見つかりませんでした。

タヌキの生体に詳しい専門家に話を聞きました。

高岡古城公園動物園 堂故真二園長:「これ見た感じ、ホンドタヌキですね」

松川に現れたのは本州に広く生息する「ホンドタヌキ」でした。本来、山里に生息するというホンドタヌキがなぜまちなかに…?

高岡古城公園動物園・堂故真二園長:「実は高岡古城公園のタヌキもこの動物園がある高岡古城公園内で保護された動物でして、おそらく近くに富山城址公園がありますので、そちらにもともと生息していたホンドタヌキが住み着いたと推測できる」

市街地とはいえ、川や林などの緑豊かな城址公園に、山里から川沿いをつたって迷い込んだのか、エサを探し求めてこの場所にやってきたのではないかと推測します。

もし、まちなかでタヌキを見かけたときはどうすればいいのでしょうか。

高岡古城公園動物園・堂故真二園長:「ホンドタヌキをはじめ、野生鳥獣は厳しい自然の中でエサを探して生活しているわけです。そのためにむやみやたらと人間が手で触ったり、保護したり、エサを与えたりすることは必要ない。野生鳥獣が生息できるような美しい自然環境を守るためにも温かい目で静かに見守ってあげれば」

愛くるしい姿に思わず近づきたくなってしまいますが、グッと我慢が必要だといいます。野生鳥獣の捕獲・飼育は鳥獣保護管理法で禁止されていて許可なく捕獲した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金の可能性も。もし見かけた場合は、そっと見守ってあげましょう。