県内で暮らす外国人の中で中国人に次いで多いのは実はベトナム人です。
長野市のNPO法人が初めてベトナム人を対象にアンケート調査を行いました。
調査から浮かび上がる外国人の若者の思いとは?
長野市のNPO法人「やさしなの」はベトナム人の生活の実態調査を目的に初めて、アンケートを実施しました。
県内に暮らすベトナム人は中国人に次ぐ5930人で、今回は35歳までの若い世代を中心とした654人が回答しました。
日本に来て困ったことについて、最も多かったのが「ことば」のおよそ25パーセント。
次いで「お金」が15パーセントでした。
ベトナム人の多くが高い水準の給料を求めて日本にやってきますが、「物価や光熱費の高騰、円安の影響で、生活にお金がかかる」「仕送りできる金額が減っている」などの声が多く寄せられたといいます。
一方、「日本で長く生活したい」と回答した人は48パーセントとおよそ半数を占めました。
■NPO法人やさしなの 桝野金治郎(ますの・きんじろう)理事長 「ベトナム人の人たちが地域の中で安心して長く住み続けられるそんな長野県にしたい」
NPO法人では、結果をもとに、今後、県などに提言をしていきたいとしています。