東京・葛飾区のあるバス停はブルーシートに覆われ、現在は運休しています。その理由は“バスの運転手不足”です。北海道函館市では全ての小学校でプールの授業が中止になるなど、影響は全国に広がっています。
「不便…」都内でもバス運休 バス運転手不足が深刻

ここは東京・葛飾区にあるバス停です。
記者
「こちらにはもともと、2つのバス会社のバス停がそれぞれあったんですけれども、現在は片方、ブルーシートがかけられ、使えなくなっています」

ブルーシートで覆われた停留所の案内板。走っていたのは「レインボーかつしか」という路線バスで、歩くと30分ほどかかるJR亀有駅や金町駅に行くことができる住民の足でした。
近所の人にかつての時刻表を見せてもらうと…

近隣住民
「今、全然ないんだよね」
2年前、「レインボーかつしか」は、この停留所をふくむ一部区間を運休。その結果…

近隣住民
「(Q.1日何本?)1、2、3、4本。(Q.不便ですか?)不便ですよね…」
平日、これまで1日8本だったバスが別のバス会社の4本だけに。休日は1本も走っていません。病院に行くのに利用するという高齢者もいますが…
近隣住民
「子どもにも『自転車乗るのやめなさい、危ないから』と。それでバスを利用して、お出かけする方、結構いますね。高齢になってみて、ますます(バスが)必要だと思うようになりました」
「レインボーかつしか」は、なぜ一部運休となったのか?運行していた会社に聞くと…

日立自動車交通 総務人事部 鈴木祐美係長
「運転手不足。なかなか、バスの運転手になりたいといった者が現れない」
今、バスの運転手不足は全国で問題となっています。