18日、山形県尾花沢市の畑でさくらんぼが食い荒らされる被害がありました。

現場に残された痕跡から、クマによるものとみられています。

警察によりますと、被害があったのは、山形県尾花沢市名木沢のさくらんぼ畑です。

18日午後1時半ごろ、農作業をしていた所有者の男性がさくらんぼの木の枝が折られ、実が食べられていることに気づいたということです。

食べられたのは佐藤錦およそ2キロで、木に残された爪痕や近くにふんがあったことなどから、クマの仕業とみられています。

また、18日はクマの目撃も相次ぎました。

午後2時前には尾花沢市二藤袋、午後2時半ごろには村山市櫤山の畑で、午後7時ごろには酒田市北俣の道路上でクマ1頭が見つかっています。

いずれも人への被害はありませんでした。

山形県は、「クマ出没警報」を発令中で、クマが目撃された場所では音の出るもので存在を知らせることや、出合う可能性が高い夜間や早朝は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。