ロシアへの反転攻勢を続けるウクライナ軍が南部や東部でわずかに前進したとの分析をイギリス国防省が発表しました。双方に多くの死傷者が出ているとも指摘しています。
イギリス国防省は18日、最新の戦況分析で南部ザポリージャ州、東部ドネツク州の西側、ドネツク州のバフムト周辺で特に激戦となっていると明らかにしました。これらすべての地域でウクライナ軍がわずかに前進したとしています。
一方、南部では、ロシア軍の防衛作戦が効果をあげていることが多いと指摘。双方に多くの死傷者が出ているとしたうえで、ロシア軍に関しては、3月のバフムトでの戦闘以来、最も多くなっているとみられるとしています。
ロシア兵の戦死者をめぐっては、イギリスBBCとロシアの独立系メディア「メディアゾナ」が16日、名前が確認できただけで2万5000人以上にのぼるとする調査結果を発表。
ボランティアとともに各地の墓地を確認するなどして裏付けたとしていて、今年に入り受刑者や民間軍事会社の戦闘員の死者が増加しているとしています。
また、高齢の兵士の死亡も確認されていて、なかには71歳の志願兵もいたということです。
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