岸田総理は、北朝鮮が複数の弾道ミサイルを発射し日本のEEZ=排他的経済水域の中に着弾したとみられると発表しました。被害の報告はないとしています。

岸田総理は、「安保理決議に違反するものであり、北朝鮮に厳重に抗議した」と明らかにした上で、今後、「日米・日米韓で緊密に連携していく」と強調しました。


防衛省によると、北朝鮮の西岸付近から少なくとも2発の弾道ミサイルが東方向に向けて発射されました。

1発目は午後7時24分ごろ、2発目は午後7時36分ごろに発射されました。ともに、およそ11分飛翔し、石川県舳倉島(へぐらじま)の北西およそ250キロ、日本のEEZ=排他的経済水域内に落下したと推定されるということです。

防衛省は変則軌道で飛翔した可能性があるとしていて、1発目の飛翔距離はおよそ850キロ、最高高度はおよそ50キロ程度、2発目の飛翔距離はおよそ900キロ、最高高度はおよそ50キロ程度と推定されるとしています。